原点

  •  現場主義、実践主義の精神を重んじ、国民と自衛隊、自衛隊と赤十字をつなぐ奉仕団として

        東日本大震災で被災した岩手県の旧大槌町役場 解体前の様子(撮影:杉本洋平)        

私ども東京都隊友救護赤十字奉仕団(以下、本団)の原点。その一つに東日本大震災がありました。

当時、公益社団法人隊友会の地方組織 東京都隊友会のメンバーとして地域で奉仕活動していた私たちは、平成23年(2011年)3月11日、東日本大震災の発災を受け、有志を募り被災地に向けて行動を開始しました。

交通も寸断し、関東から東北に入ることすら通常以上の時間がかかる中、被災地に入り、後輩である自衛隊員と連携しての復旧・復興活動でした。お陰様を持ちまして、私たちの活動はマスコミにも注目して頂き、テレビでも被災地の現場の状況や自衛隊員の苦労、私たちの活動をご紹介する機会もございました。しかし、時を過ぎれば風化も起きます。自衛隊や隊員に対する社会的なご理解も深まってきたとはいえ、十分といえるものではありません。   

また、私たち自身も社会福祉協議会の住民向け防災講座など地域に出向いて被災地の経験をお伝えしたり、防災教育の普及にも努めて参りました。 しかし、そこは非営利団体の支部。一部の有志によるボランティアには人員や予算に限界もありました。知名度も十分とはいえません。地域社会との接点もけして十分ではなく、「隊友会」という団体名をご存じない方も依然多くいらっしゃるのが現状です。国民と自衛隊を「つなぐ」役割を果たす隊友会として平時・災害時を超えて有効な活動を果たすには限界がありました。新規の会員は震災ボランティアを経験しておらず、会員同士の能力・経験にもバラつきが出ておりました。

そこから苦心すること9年余り。東京都隊友会荒川支部の杉本支部長から赤十字奉仕団構想の提案があり、東京都隊友会足立支部を核心として、荒川・台東・中央・千代田・武蔵野6個支部が結集し、自衛隊OBの赤十字奉仕団の立ち上げを目指すことで合意しました。その後、日本赤十字社東京都支部との協議を重ね、年明けにようやく奉仕団設立の目途が立ったことを受け、結団の運びとなりました。奇しくも元号が令和に改まって間もない5月12日。ようやくスタートラインに立った日となりました。

結団前史

上記の写真は東日本大震災の年、東京都隊友会役員としてマスコミ(TBS)の取材に応える森田委員長。震災を通して目の当たりにした自衛隊員の苦労や、自身の経験や課題(反省)などをコメントさせて頂きました。

出典:TBS2011年6月28放映『ひるおび!』より。

上記は「ふらっと講座」で荒川区社会福祉協議会に製作頂いた告知資料。              出典・資料提供 荒川区社会福祉協議会ボランティアセンター地域交流サロンふらっとフラット資料より。

私たち隊友会で行った地域での防災教育の一例。荒川区社会福祉協議会内ボランティアセンターの地域交流サロンふらっとフラットが主催する「ふらっと講座」。                 

※出典・荒川区「あらかわ区報」平成24年4月1日号8頁。

ふらっと講座で受講生の方に熱心ご説明する、谷口亘千代田分団長(荒川区社会福祉協議会提供)。

千鳥ヶ淵墓苑での清掃活動。環境省、自衛隊の十条駐屯地等の曹友会、公益社団法人千鳥ヶ淵墓苑奉仕会の皆様とともに。

防災訓練で自衛隊と連携し、カレー配食活動している様子(荒川区あらBOUSAI)。

東京都隊友会荒川支部を核心とし、足立支部等との混成チームで陸上自衛隊第1師団第一普通科連隊第5中隊(足立区・荒川区・台東区担当部隊)のカレー配食を支援。

結団後の軌跡

令和元年(2019年)5月12日の結団式。中川原米俊日本赤十字社東京都事務局長(当時)から団旗を授与される森田英男委員長。※画像提供:日本赤十字社東京都支部

          結団式で訓示する、森田英男委員長。画像提供:日本赤十字社東京都支部

結団式には日本赤十字社の中川原米俊東京都支部事務局長、高桑大介事業部長はじめご当局の皆様お立合いの下、ご来賓として赤十字奉仕団東京都支部委員会の中村智恵子会長、公益社団法人隊友会理事でもある、小池寛治元オランダ大使(荒川区顧問)にご臨席賜りました。

TOKYO2020応援プログラム「赤十字クリーンプロジェクト」で活動する面々。中曽根麻里台東分団長、関口哲也台東分団副分団長、尾形幸男中央分団長、池田幸生江戸川分団長、町田恭一中央分団員、杉本洋平副委員長・荒川分団長。撮影場所は台東区蔵前。             

画像提供:日本赤十字社東京都支部

令和元年(2019年)11月23日、有楽町で実施した台風19号復旧・復興支援募金。募金活動には小池寛治元オランダ大使(荒川区顧問)より激励を頂きました。

令和台風19号の発生を受け、11月23日に募金活動を実施しました。同活動にあたり、国連の持続可能な開発目標SDGsに賛同し、「隊友奉仕団SDGsアクション」の実践活動として実施。5771円もの募金を賜りました。

当日不参加ながら募金に駆け付けた、中曽根麻里委員・台東分団長。

令和元年(2019年)12月7日、有楽町駅前においてNHK海外たすけあい募金を実施。当日は「隊友奉仕団SDGsアクション」の一環として活動しました。当日は11,633円もの募金を賜りました。

NHK海外たすけあいでの集合写真。

令和元年(2019年) 12月7日に実施した、海外たすけあい募金。当日も小池寛治元オランダ大使がご来訪。ともに募金箱を持って参加頂きました。NHK海外たすけあい募金のテーマは気候変動。バングラディッシュなど世界の気候変動の被害を救援するための募金でした。小池元大使は元国際自然保護連合南・東アジア地域理事も歴任されたご経験を踏まえともに啓発を頂きました。

NHK海外たすけあい募金後、小池寛治元大使(荒川区顧問)に対し、奉仕団顧問を委嘱させて頂きました。

令和元年度の活動により、公益社団法人「小さな親切」運動本部様より「小さな親切」実行章を賜りました。

東日本大震災の発生から10年目にあたる令和3年3月11日には日本赤十字社東京都支部防災推進特別感謝状を受賞致しました。

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