アメリカ同時多発テロ事件の発生から20年を迎えて〔委員長ステートメント〕

2021年09月11日

委員長 森田 英男

 本日、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市マンハッタン地区のワールドトレードセンターを標的とした、アメリカ同時多発テロ事件の発生から20年を迎えました。
 改めて、一連のテロ事件で犠牲となられました皆様のご冥福を祈り、また、平和の回復と復興に尽力された方々に敬意を表します。
 また、依然として世界では様々な紛争やテロ事件の発生が絶えませんが、無辜の市民、難民の方々が不合理に危険に晒されることや、赤十字その他諸機関、諸団体による人道支援や平和回復に向けた活動が武力攻撃や阻害を受けることがないよう祈念致します。

 本団は人道中立を旨とする赤十字奉仕団として、国際紛争の平和的解決のためテロのない世界の到来を祈念するとともに、日本赤十字社の海外救援における事業に賛助し、引き続き本団なりの国際協力を国内から実践して参ります。

 また、9月11日は多くの自然災害や事故災害が発生した日でもあります。大正15年(1926年)には、大正15年9月広島豪雨災害が発生し、昭和43年(1968年)にはエールフランス1611便火災墜落事故が発生。さらに平成27年(2015年)には、平成27年9月関東東北豪雨が発生するなど国内外の災害史に被害の記録を刻した日となりました。
これらの災害で尊い命を奪われました犠牲者の方及びご遺族にお悔やみを申し上げますとともに、被災者、被災地の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。 
 先月も台風第9号災害が発生し、国内各地で様々な被害をもたらしました。9月も例年、秋雨と台風の多い時期であり、日本の南方、フィリピン沖で新たな台風の発生も報じられてところです。
 あいにく新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言下で本団も積極的な活動ができない状況等もありますが、災害義援金に関しては姉妹団体である東京都共同募金隊友協力会としてこれに支援し本団の団員一同、賛助していきたいと考えております。

 赤十字事業の中でも献血については不要不急の例外として、コロナ禍も可能な限り支援活動に従事してきましたが、政府、東京都とも緊急事態宣言下の自粛等の要請、また本団としても団員の感染防止も十分に配意し活動の適否を判断し見送るケースも多々ありました。
 具体的な活動については、今後の感染症の収束に向けた状況等を鑑み、企図して参りますので、ご理解頂けましたら幸いに存じます。 

   最後に、平素本団に温かいご声援を頂いております皆様に感謝申し上げますとともにご健勝を祈念申し上げます。また、日本赤十字社東京都支部はじめ関係機関・諸団体の皆様には今後ともご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、結びと致します。

令和3年9月11日
東京都隊友救護赤十字奉仕団
委員長 森田 英男

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