TOKYO2020オリンピック・パラリンピック競技大会閉幕と防災週間の終了にあたって〔委員長ステートメント〕

2021年09月05日

 委員長 森田英男

 本日、TOKYO2020パラリンピックが閉幕を迎えました。7月23日から8月5日までのオリンピック競技大会、8月26日から本日までのパラリンピック競技大会の全日程がこれにて終了となります。

出場選手の皆様にはコロナ禍のさなか、様々な健闘や勇姿を見せて頂き感謝と敬意を表したいと思います。また、この間、コロナ禍との闘いを続けてくださる医療従事者の皆様、社会経済をお支え頂いている多くの皆様にも感謝を申し上げます。

さて、この間、8月11日には令和3年台風第19号の日本列島上流に伴い、九州、中国四国、近畿、中部、関東と非常に広範囲な地域で豪雨災害があり、お亡くなりになられた方をはじめ負傷や住宅被害に遭われた被災者の方が多数発生しております。
また、海外では8月14日、ハイチ共和国において2021年ハイチ地震が発生。多数の人命が失われる事態もおきており、謹んで犠牲者の御霊とご遺族の方にお悔やみを、被災者の方々にお見舞いを申し上げます。

折しも9月1日は「防災の日」。8月30日から9月5日まで「防災週間」、「建築物防災週間」の期間でありました。特に、9月1日は関東大震災が発生した日でもあります。大正12年(1923年)9月1日11時58分、相模湾北部を震源とする関東大震災が発生。マグニチュード7.9。推定される最大震度は6強〜7。10万5385人の死者、行方不明者が発生したこの震災は明治以降では最大の被害を生んだ災害でありました。昭和35年(1960年)の閣議決定を受けて関東大震災の発生や、気象災害の頻発する時期でもある9月1日、「防災の日」が定められました。
 明日9月6日は北海道胆振東部地震の発生から3年目でもあります。改めて犠牲者へのお悔やみと被災者へのお見舞いを申し上げます。

災害救護を旨とする本団も例年、設立母体である東京都隊友会支部の動きと合わせまして、都内各地の総合防災訓練に参加。区や自衛隊の担当部隊と連携した活動をして参りましたが、昨年度来、防災訓練は中止となることが多く、被災地への支援活動や防災訓練など実地での対面型の行事や活動は制約を余儀なくされる部分もありました。忸怩たる思いもありますが、デジタル社会の中でネットでのオンライン学習やネットを通じた義援金の告知などまだまだできることがあるとも考えております。

10月から3月にかけては姉妹団体である、東京都共同募金隊友協力会が、中央共同募金会並びに東京都共同募金会の呼びかけの下、「赤い羽根共同募金運動」の啓発に参加して参ります。共同募金会の災害義援金にも可能な限りでご協力していく予定です。 本団としてもこれに協力しつつ、日本赤十字社におけるNHK海外たすけあい、2021年ハイチ地震救援金をはじめとした海外救援金支援にも賛助して参ります。
もちろん、新型コロナウイルス感染拡大防止を踏まえた判断も必要であり、今年度下半期にかけての活動について適切に見定めて参りたく思います。

日本赤十字社東京都支部ご当局はじめ関係官署、そして本団の各単位分団、団員の皆様方、また内外でご支援やご声援を賜る皆様方には厳しい情勢下ではありますが、引き続きよろしくお願い申し上げます。

令和3年9月5日
東京都隊友救護赤十字奉仕団
委員長 森田 英男

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